上司と喧嘩したけど謝りたくない!こんな時はどうすればいい?

会社で仕事をしていると、上司と口論になる事がありますよね。

仕事の内容について、ああだこうだ議論する事は仕事をスムーズに進めるためには大切な事です。

ただ、議論が白熱しすぎたり、あまりにも理不尽な押し付けで感情的になり、喧嘩になってしまう事も・・・

怒鳴ったり、罵声の浴びせ合い、最悪は取っ組み合いや殴り合いに発展してしまっては、

「信じられない!絶対に謝りたくない!」

と思ってしまうのは当然です。

今回は、上司と喧嘩をしてしまったが、自分からは絶対謝りたくない、という場合にはどうすれば良いのかについて、紹介していきます(^ ^)

上司との喧嘩で謝らずに仲直りはできる?

結論から言うと上司と喧嘩をしてしまった場合、自分から謝らない限り仲直り出来ない場合がほとんどです。

というのも、こちらから謝らないという事は、上司側から謝罪の意思を示してもらわなければなりません。

でも上の立場の人間が率先して下の立場の人に頭を下げられるという人はそう多くはありませんよね。

上司と部下という関係性のなかでは、上司はプライドと威厳といった、簡単に脱ぎ捨てられない重りを背負っているようなもので、それを簡単に手放せるような素晴らしい人格の持ち主はほとんどいません。

自分が上司の立場になって考えてみれば、その難しさがよくわかると思います。

上司との喧嘩で仲直りする現実的な方法

そんな中、もっとも現実的な方法は「同僚に仲介をお願いする」事です!

喧嘩の様子を見ていた同僚がいる場合は、お互いの言い分もある程度は理解できるはずなので、仲介してもらい、丸く納めてもらう事ができるかもしれません。

ただし、一方的に向こう側が謝ってくれる事はありえないので、結局のところ、頭を下げることになってしまいます。

「今回は絶対に謝りたくない!」

という場合は、他の方法で決着をつける必要がありますね。

上司との喧嘩の原因をパワハラで告発する

絶対に謝りたくない!という場合は、喧嘩の内容によっては上司をパワハラで告発するという方法もあります。

怒鳴る上司から身を守る5つの対策!辞めたいと思っているあなたへ!」の記事でも紹介していますが、社内で上の立場の人間がその立場を利用して、下の立場の人間に身体的苦痛や精神的苦痛を与えた場合、パワハラが成立します。

パワーハラスメントの定義

「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為」

引用:厚生労働省 職場のパワーハラスメントについて

殴られるといった暴力を振るわれた場合はもちろんですが、一方的に怒鳴られたり、脅された場合はこれに該当しますね。

パワハラでの告発は、ハードルが高い?

今はコンプライアンス室など、社内環境を整えるための部署を設置する会社も増えてきていますし、現場から声をあげられる環境が少しずつ整ってきている感覚はあります。

ですが、今回のような喧嘩の場合は、片方が一方的に悪いと認められる事はほぼなく、もし告発したとしても、よくて結果両成敗のような状況になる可能性が高いかもしれません。

さらに、上司を告発した事が周りの社員に知れると、

「あいつに関わると面倒臭いことになるかも」

といった見られ方をして、自分の方が社内に居ずらくなってしまうかもしれません。

これらの理由から、「怒鳴る上司から身を守る5つの対策!辞めたいと思っているあなたへ!」の記事で紹介したように一方的な喧嘩でないのなら、告発は控える方が良いでしょう。

上司と喧嘩したことによるデメリット

そもそも、上司と喧嘩してしまうと、部下の方が損をする場合が多いのが実情です。

上司は部下の昇進や昇給といった社内での地位を向上させてくれる唯一の存在です!(社長などの特別な権限がある人を除いて)

上司と喧嘩をして評価が下がると、上司と喧嘩をする=査定が厳しくなる=いつまでも昇進、昇給が出来ないということになってしまうかもしれません。

さらにエスカレートすると、希望しない職場へ左遷されたり、自主退職をさせるべく圧力をかけるといった、陰湿な行為に及ぶ可能性も・・・

また先ほど言った通り、上司との喧嘩で周囲からの評価が下がる事はあっても、上がる事はありません。

理不尽かもしれませんが、上司との喧嘩は、自分の立場が厳しくなってしまう事は避けられません。

最も自分にメリットがある解決方法は?

上司との喧嘩で最もメリットがある解決方法としてオススメしたいのは、今回はとりあえず謝っておき、次に備えておく事です。

次に備えるとは、次に何かあった時の為に転職を視野に入れ、準備をしておくという事です。

「もう会社に行きたくない!今すぐ転職したい」

と思うかもしれませんが、衝動的に転職するのはオススメ出来ません!

なぜなら、時間的に企業の調査が十分に出来ず、転職した後の方がむしろ今の職場より環境が悪くなってしまう可能性があるからです。

今回の事を教訓に、転職の準備さえしておけば、次に同じような状況になった時に、「転職」というカードを切る事ができるので、精神的にもかなり楽ですし、上司との喧嘩も有利に進める事ができるかもしれませんよ。

終わりに

上司との喧嘩は気持ちいいものでもないですし、自分には不利益しかないので、やらないに越した事はありません。

でもいくら注意していたところで、いきなりの理不尽な要求やついカッとなって喧嘩になってしまうのは仕方ありません。

こちらが喧嘩を避けても、上司の方から喧嘩してくる場合だってあると思います。

たとえ喧嘩をして会社に居づらくなったとしても大丈夫なように、いつでも転職ができる状態にしておきましょう!

その方が心に余裕を持って仕事に取り組めますよ。

この記事を参考に、気持ちよく仕事ができる環境を手に入れることができれば嬉しく思います(^ ^)

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