近頃はコロナウイルスの脅威からのテレワークの普及やエンジニア不足を背景に、
「エンジニアになって、手に職をつけたい」
「エンジニアになって、自由なライフスタイルで働きたい」
という人は年々増えています。
20代ならまだまだ若さを武器に、どんな職種への転職でもある程度は簡単だとは思います。
でも、社会人として脂が乗ってくるであろう30代でエンジニアに転職したい場合は、二の足を踏んでしまいますよね?
「はたして30代でもエンジニアに転職できるのか?」
「会社は30代未経験の自分を採用してくれるのか?」
と不安に思ってしまうのも当然だと思います!
そこで今回は、僕自身が実際に30代でwebエンジニアへジョブチェンジした経験をもとに、あなたの不安を解消していきます!
30代からエンジニアを目指すのは難しいの?
結論から言うと、
30代からエンジニアになることは難しいが、努力すれば全然可能!
というのが、実際に30代未経験からエンジニアに転職した僕の肌感覚の意見になります。
その理由は、冒頭でも言ったように、僕自身が32歳でwebエンジニアにジョブチェンジしたからです!
ただし、
「プログラミングやったことありませんが、御社でエンジニアとして働かせてください。精一杯頑張ります!」
では、99%採用見送りです。
未経験からエンジニアになるためにはそれ相応の準備が必要なのですが、30代になるとその基準がより難しくなります。 その辺りをもう少し詳しく解説していきますね!
30代からエンジニアを目指すのが難しい理由
僕が思う、30代未経験からエンジニアを目指すのが難しい理由は以下の3点です。
- ライバルは伸び代がある20代
- 新しいことを大量に学ぶ吸収力の低下
- 学習時間の確保が難しい
順に解説していきますね!
ライバルは伸び代がある20代
手を動かすエンジニア(特にweb業界)は平均年齢がかなり若いです! なので自分の年が入社する会社の平均年齢を超えている、なんてことはかなりの確率で起こりえます。
あなたが会社側で採用する立場で未経験者を採用するならば、おそらく自分と同世代か成長の伸び代がある若い世代を採用したいと思いますよね?
30代の我々としては厳しい現実ですが、
未経験からのエンジニア転職の場合、20代の方が圧倒的に有利
これは紛れもない事実です! (エンジニアへの転職に限った話ではないですが・・・)
ただしエンジニアへのジョブチェンジの場合は、他の職種に比べて30代にも希望があります。 なぜなら、エンジニアという仕事が圧倒的に供給不足だからです!
IPA(情報処理推進機構)が毎年出しているIT人材白書の2019年版によればIT人材の量、質共に「大幅に不足している」「やや不足している」と回答した企業が85%以上です。
しかも「大幅に不足している」と回答している企業が年々増えている状況です!
エンジニアは圧倒的に足りていないのが現状で、それゆえ会社は30代で未経験でだろうと欲しいと思えば採用してもらえるのが今の日本の状態なんですね!
新しいことを大量に学ぶ吸収力の低下
未経験からエンジニアにジョブチェンジするためには、たくさんの新しいことを勉強する必要があります。
- プログラミング言語
- コンピュータサイエンスの基礎
- ネットワークの基礎
- Linuxの基礎、基本コマンド
- AWS等のクラウドの基礎
- etc…
もちろん入社してから学べばよい知識もありますが、未経験で他職種に移る場合は、あるていど自分で勉強する必要があります。
さらに、エンジニアという仕事は新しい技術がどんどん生まれては消えていく非常に特殊な職種なので、それらの技術にも常にキャッチアップしていく努力が求められます。
30代になると、20代の頃より新しいことを学ぶ吸収力が低下していることが多いので、こういった理由からも少しハードルは高めになります。
ただし30代でも貪欲に知識やスキルを学んでいける人もたくさんいるので、このような人(もしくは、その毛決意がある人)なら、全く問題ないと僕は思います。 (僕も毎日必死で勉強中です)
学習時間の確保が難しい
30代になると結婚していたり、お子さんがいる家庭も少なくないと思います。
そんな中、フルタイムの仕事をしながらエンジニア転職のための学習をするというのは、本当に大変です!
僕も妻と1歳の子供がいる身での転職だったので、かなり辛かったですね・・・
これに関しては、
不要な時間を徹底的に排除し、家族に協力してもらいながら勉強時間を確保する
しか方法はありません。
「なんとしてもエンジニアになりたい」
という強い意志がなければ、挫折してしまう人も少なくないはず。
どうしても強制力が必要だと思うならば、プログラミングスクールに通うというのも手ですね!
ある程度のお金を払ってコミットすることと、スクールの講師や仲間と励まし合いながら学ぶことで、挫折を回避しやすくなります。
僕が思う、30代未経験からエンジニアになるために重要なポイント
先にネタバレすると、
- プログラミングを学び、自信が持てるアウトプット(ポートフォリオ)を用意する
- 今の仕事と関連あるジャンルのエンジニア職をねらう
- 謙虚さ
この3点が重要です!
30代から未経験で他業種に移る場合は、どんな職種でもそうですが
「何もわかりません!手取り足取り教えてください!!」
じゃ採用されないです。そりゃそうですよね。
さらに、その職種で働いたことがないということは、即戦力としてもあまり期待できないということです!
じゃあ、会社はあなたの何をみてあなたを採用しようと考えるのか?
この観点がとっても大事です!
プログラミングを学び、アウトプット(ポートフォリオ)を用意する
自らプログラミングを学んで、なんでもいいのであなたが思う課題を解決するようなポートフォリオを見せることができれば、企業もあなたを一目おいてくれます。
自ら学び、自ら問題を見つけて解決できる
会社側からみると、この人材はめちゃめちゃ欲しいはずです!
ポートフォリオの出来も見られるとはおもいますが、自分が作ったサービスの意義を熱く語ることができれば、採用につながりやすいですよ!
今の仕事と関連あるジャンルのエンジニア職をねらう
これはあまり聞かない方法かもしれませんが、実はかなり強力な戦略だったりします。
例えば、前職が銀行員ならば、Fintech系の会社のエンジニアにはなりやすいですし、英語を使う職場にいたのであれば、英会話サービスを展開している会社のエンジニアとしては採用されやすいです。
なぜかというと、ITスキル以外に会社に貢献できる知識や経験があるからです!
ただのエンジニアでは知り得ない専門知識をあなたが持っている場合、会社は「専門家」+「エンジニア」の2人を一度に雇えるようなものです。
会社側からしたら超お得ですよね!
ちなみに僕が転職したときも、この要素がかなり効いていたんじゃないかと思いますね。
謙虚さ
ITエンジニア(特にweb系)は平均年齢が若いです。
あなたの年齢が会社の平均年齢を超えているなんてことはざらですし、上司が年下なんてこともよくあります。
年上だからといって偉そうにするような人は、確実に一緒に働きたくないと思われて、お祈りまっしぐらです!
どんなに相手が年下でも尊敬し、スムーズにコミュニケーションがとれる人ならば、たとえ30代でも無問題です。
まとめ
30代からでもエンジニアになれるが、20代よりは狭き門であることは自覚すべし事実です!
でも、しっかり計画を立てて準備をすれば、あなたを欲しがる会社はまだまだたくさんあります。 エンジニア不足の世の中ですからね!
webエンジニアは楽しく、自由な職業ですし、将来独立や起業もしやすいです。 頑張って手に職を身につけて、市場価値の高い人材になりましょう!
この記事が、あなたのエンジニア転職に少しでも力になれれば幸いです!
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